Article 宇宙:Kepler-11をトランジットする低質量低密度の惑星からなる密にまとまった系 2011年2月3日 Nature 470, 7332 doi: 10.1038/nature09760 太陽系外惑星が親星を前面通過(トランジット)する際に、親星の光の減少からは惑星の半径が、そしてトランジット間の時間からは軌道周期が計測できる。同じ親星をトランジットする複数の惑星からは、さらに多くのことが明らかになる。軌道周期比は安定性と力学を決定し、相互の重力作用は惑星の質量と軌道の形を反映しており、複数個であることが観測されたトランジット惑星の割合は、惑星系の平面性に対して意味を持つ。しかし、2個以上のトランジット惑星を持つことが知られている親星はほとんどなく、4個以上を持つ親星は見つかってない。本論文では、我々がKepler-11と名付けた1個の太陽類似星のケプラー探査機による観測について報告する。この観測で、10日から47日までの軌道周期を持つ5個とさらに長い周期を持つ6番目という、6個のトランジット惑星が見つかった。内側の5個の惑星は質量と大きさの両方が計測された惑星で最も小さい部類であり、これらの計測値は軽いガスからなる相当量の外層の存在を示している。惑星軌道の共平面性と近接性の程度は、惑星形成の終わりに近い時期のエネルギー散逸を示している。 Full Text PDF 目次へ戻る