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宇宙:矮スターバースト銀河Henize 2-10内にある活発に成長中の大質量ブラックホール

Nature 470, 7332 doi: 10.1038/nature09724

超大質量ブラックホールは、我々の天の川銀河など、回転楕円体成分を持ったすべての巨大銀河の中心に存在すると現在考えられている。しかし、より初期の宇宙におけるブラックホールの最初の「種」の誕生と成長に対しては観測による制約がないため、ブラックホールのその後の進化についてのシナリオのつなぎ合わせがやっと始まったばかりである。本論文では、近傍の矮スターバースト銀河Henize 2-10が、その力学的中心部の硬X線源と一致する場所にコンパクト電波源を持つことについて報告する。これらの観測から、Henize 2-10には、太陽の約100万倍の質量を持ち活発に成長中のブラックホールが中心に存在すると結論される。この近傍矮銀河では、巨大なブラックホールと非常に爆発的な星生成活動が同時に存在し、ブラックホール成長と銀河の質量集積の初期段階にあった初期宇宙の銀河と多くの点で似ている。我々の結果は、近傍の星形成矮銀河が巨大なブラックホールを実際に形成可能なことを確証しており、そうだとすると、始原的な銀河もおそらくブラックホールを形成できると考えられる。さらに、Henize2-10に実質的な回転楕円体成分がないことは、超大質量ブラックホールの成長が銀河バルジの形成に先行する可能性を示している。

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