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医学:結核に対する新薬開発という難問題

Nature 469, 7331 doi: 10.1038/nature09657

結核は現在、人類史において最大と言える規模で蔓延している。原因病原体である結核菌(Mycobacterium tuberculosis)は、多様な戦略を用いて宿主のさまざまな病変部で生き延び、免疫監視機構を免れている。重要な問題は、新規結核治療薬創薬のための我々の手法がどの程度ロバストなものなのか、また、長い時間のかかる新薬臨床開発の費用を減らすためにどのような方策が可能かである。結核菌の多剤耐性株の出現により、新たな分子骨格の発見が優先事項となった。そして現状では、従来からの薬物群の一部について、より有効な抑制効果が得られるように作り変え、販売戦略を変更することまで必要となっている。どのような戦略をとるにしても、その成功は、結核菌とヒト宿主の間の複雑な相互作用を正しく理解することに大きく左右されるだろう。本総説では、結核治療薬創薬における技術革新とより新しい化合物をより迅速に患者に届けるための、発展しつつある戦略について論じる。

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