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発生:Rbin vivoでの細胞運命選択と細胞系譜拘束を調節している

Nature 466, 7310 doi: 10.1038/nature09264

がん抑制因子であるretinoblastoma遺伝子(RB1)の変異は、すべてのヒトの腫瘍の3分の1で生じており、特に網膜芽細胞腫や骨肉腫と関連している。ヒトRB1の遺伝子産物であるretinoblastomaタンパク質(pRb)には、多くの作用が報告されている。最もよく知られているのは、E2F転写因子群の抑制と細胞周期調節因子をコードする遺伝子の転写抑制により、細胞周期からの脱出を促進する能力である。さらに、pRbは、in vitroで分化のマスター誘導因子であるいくつかの転写因子を調節することが示されている。分化因子や細胞の状況に依存して、pRbはそれらの転写活性に対して抑制か促進のどちらかを行うことができる。例えば、pRbはRunx2と結合し、in vitroで骨形成分化を促進するRunx2の作用を増強する。一方で、pRbはE2Fと共に、脂肪分化のマスター活性化因子であるペルオキシソーム増殖活性化受容体γサブユニット(PPAR-γ)を抑制する。骨芽細胞と脂肪細胞はいずれも間葉系幹細胞から生じうるため、これらの観察結果は、pRbが2つの細胞運命の間の選択にかかわる役割をもつ可能性を示唆している。しかしながら、これまでのところ、その可能性を支持するin vivoでの証拠はない。本研究では、マウスモデルを用い、間葉系組織の発生と腫瘍形成におけるこの仮説を検証した。我々の結果は、in vivoで骨と褐色脂肪組織の間の運命選択をするうえで、Rbの状態が重要な役割を果たすことを示す。

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