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脳:順序学習の間に黒質線条体回路に生じる開始・停止信号

Nature 466, 7305 doi: 10.1038/nature09263

新たな運動順序を学習することは、たくさんの異なる能力、例えば捕食者から逃れたり、ピアノを弾いたり、よどみなく話したりする能力のもとになっている。その一連の動作を正しく始め正しく終えることは、1つの行動を構築するのに重要で、パーキンソン病やハンチントン病などの黒質線条体障害では、これに欠陥がある。今回、マウスが報酬を得るために特定の順序で運動することを自発的に学習するオペラント課題を使って、各運動順序の開始または終了を特異的にシグナル伝達する黒質線条体回路神経活動を見いだした。この開始・停止活動は、順序の学習中に発生し、特定の運動に特異的であって、間隔タイミングや運動の速度、運動の価値は反映していなかった。また、線条体回路機能を遺伝的に変化させると、開始・停止活動の発生が損なわれ、順序学習が選択的に障害された。これらの結果は、運動の機能的構築や、基底核障害にみられる順序運動の開始・停止の欠陥を理解するうえで、重要な意味をもつ。

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