Review Article 気候:極域の海洋と大気中のCO2濃度の氷期サイクル 2010年7月1日 Nature 466, 7302 doi: 10.1038/nature09149 全球の気候と大気中の二酸化炭素分圧(pCO2atm)は、近年の氷期サイクルにわたって相関しており、pCO2atmは氷期にはより低くなっているが、pCO2atmの変化の原因はわかっていない。現代の南大洋では、深部に隔離されたCO2が大気中へ放出されている。南大洋のCO2の「漏出」は氷期の間抑えられ、海洋中のCO2貯蔵量を増加させたことを示す証拠は増えつつある。このような変化は全球の海洋をよりアルカリ性にし、それによって、海洋のCO2取り込みがさらに進んだと考えられる。氷期のpCO2atmがより低かったことに対するこの説明が正しいならば、現在の海洋のさまざまな過程の取り扱いについて、学ぶところが多いと考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る