Letter 植物:シュートの幹細胞ニッチのホルモンによる制御 2010年6月24日 Nature 465, 7301 doi: 10.1038/nature09126 古典的植物ホルモンであるサイトカイニンおよびオーキシンは、シュートおよび根の分裂組織に内在する幹細胞系の維持で重要な役割を果たし、複雑な機能的相互作用がみられる。今回我々は、これら2つのホルモンの活性が、2種類のA型ARABIDOPSIS RESPONSE REGULATOR(ARR)遺伝子であるARR7およびARR15のプロモーターに直接収束していることを明らかにする。この2つの遺伝子はサイトカイニンシグナル伝達の負の調節因子であり、分裂組織の重要な機能を担っている。茎頂分裂組織(SAM)でのARR7およびARR15発現はサイトカイニンが誘導するが、オーキシンは負の作用を示し、その作用は、少なくとも部分的には、AUXIN RESPONSE FACTOR5/MONOPTEROS(MP)転写因子が媒介している。今回の結果は、頂端の幹細胞ニッチのホルモン制御の機構に関する枠組みをもたらすものであり、根とシュートの幹細胞系の植物ホルモンへの応答がどのように異なっているのかを示している。 Full Text PDF 目次へ戻る