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生態:更新世末期の気候変動に応答して起こった小型哺乳類の多様性減少

Nature 465, 7299 doi: 10.1038/nature09077

生物群集は過去の気候変動によってさまざまな道筋で形作られてきており、この過程は現在も続いている。約11,700年前の更新世末期、北米の群集は、2つの事象が交錯する影響で大きく変化した。気候は、低温で乾燥した最終氷期極大期から温暖で中湿性の完新世間氷期に移り、多くの哺乳類種の地理的分布を大きく移動させる原因となった。人類が北米大陸に到達すると、個体群はさらに圧迫された。その結果、北米の大型哺乳類約220種のうち70種(32%)が絶滅し、この大型動物相の消滅事象は多大の注目を集めてきた。しかし、小型哺乳類に関しては、現在および将来の環境変化に対する感受性が高いにもかかわらず、更新世末期の事象への応答に関する研究は、大型哺乳類に比べるとずっと少ない。今回我々は、更新世から完新世への移行期に起こった直近の「天然の」地球温暖化中に、カリフォルニア北部に生じた小型哺乳類の群集変化を調べ、局地的群集では小型哺乳類の絶滅がなかったものの、種の増減が個体数変動と相まって群集の均質性と豊かさの両方に減少をもたらしたことを示す。したがって、現在の哺乳類群集の多様性が貧弱なのは、更新世末期の大型動物相の消滅のみならず、小型哺乳類群の多様性減少にも原因がある。今回の結果から、将来の景相では、全球的気候変動が多様性に対して、小型哺乳類群集の構造変化、種の豊かさの大幅な減少、さらにおそらくは「雑草のようにたくましい」在来種の興隆といった、いくつかの予期せぬ影響を及ぼすことが示唆される。

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