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細胞:エフリンB2は、発生および腫瘍における血管新生でVEGFR2機能を調節する

Nature 465, 7297 doi: 10.1038/nature08995

特殊な内皮先端細胞の形成および誘導は、発生的血管新生にも病的血管新生にも不可欠である。Notch-1シグナル伝達によって生成が調節される先端細胞は、血管内皮細胞増殖因子(VEGF-A)の勾配に反応する。この先端細胞の誘導を制御する分子的合図およびシグナル伝達経路については、ほとんど解明が進んでいない。Eph受容体とエフリンリガンドによる双方向的シグナル伝達は、軸索誘導に関与する最も重要な誘導合図の1つである。本論文では、PDZ相互作用に関与するエフリンB2逆方向シグナル伝達が、内皮先端細胞の誘導を調節して、生理的・病的血管新生における血管新生性出芽および分岐を制御することを示す。in vivoでは、エフリンB2 PDZシグナル伝達欠失マウス(エフリンB2ΔV)で、網膜の血管先端での糸状仮足突起数の減少に伴い、先端細胞数も減る。病的状況でPDZシグナル伝達が阻害されると、腫瘍の血管新生および増殖が抑制される。我々は、機構的に、エフリンB2がVEGF受容体(VEGFR)2のインターナリゼーションおよびシグナル伝達を制御することを示す。重要なことに、VEGFR2のインターナリゼーションは、この受容体の活性化および下流シグナル伝達に必要であり、VEGFに誘導される先端細胞の糸状仮足伸長の必要条件となる。以上の結果から、先端細胞の糸状仮足でエフリンB2は、VEGFR2のエンドサイトーシスおよびシグナル伝達の適切な空間的活性化の調節を行い、糸状仮足伸長を導くことが示唆される。エフリンB2の逆方向シグナル伝達の遮断は、腫瘍の血管新生でVEGFR2機能を阻害する新たな方法、あるいは併用療法として有望な抗血管新生治療戦略となるかもしれない。

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