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植物:マイクロRNA165/6による細胞シグナル伝達が根細胞の遺伝子量依存的な運命を誘導する

Nature 465, 7296 doi: 10.1038/nature08977

器官発生中に適切なパターン形成を行うための位置情報を細胞が交換する仕組みは、発生生物学上の重要な問題である。植物の根では、放射状の組織構造が高度に保存されており、原生木部および後生木部という2種類の通導細胞群が求心的に並ぶ中心柱がみられる。今回我々は、このパターン形成が、ある方向への転写因子の細胞間移動およびそれとは逆方向のマイクロRNAの移動が媒介する、中心柱とその周囲の内皮とのクロストークによって起こることを明らかにする。中心柱で産生される転写因子SHORT ROOTは、内皮に移動して転写因子SCARECROWを活性化する。この2つの転写因子は、協同してMIR165aおよびMIR166bを活性化し、内皮で生成したマイクロRNA165/6が、内皮および中心柱周辺部で作用して、III型ホメオドメイン-ロイシンジッパー転写因子をコードする標的mRNAが分解される。その結果生じた中心柱内の標的mRNAの差次的な分布が、遺伝子量依存的に木部の細胞種を決定する。

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