Review Article 医学:1型糖尿病の遺伝学、発生病理および臨床的介入 2010年4月29日 Nature 464, 7293 doi: 10.1038/nature08933 1型糖尿病は自己免疫疾患で、世界の患者数は数百万人にも上る。1型糖尿病の患者は一生にわたってインスリン投与が必要となり、さまざまな合併症が起こる可能性がある。この10年間に、自然発症性糖尿病のげっ歯類モデルやヒトで広範囲にわたる詳細な研究が行われ、糖尿病の原因の解明や治療には著しい進展がみられた。それらを総合すると、調節性T細胞とエフェクターT細胞のバランスが、疾患リスク、発症の時期、病気の進行速度を決めていることがわかってきた。本総説では、現在の研究の進行状況と今後の課題について、また、いまだに実現していない予防的治療や根治療法への期待に応えるべく現在試験中の新しい治療法について報告する。 Full Text PDF 目次へ戻る