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宇宙:ほかの点では標準的なIc型超新星2007grから出ているやや相対論的な電波ジェット

Nature 463, 7280 doi: 10.1038/nature08713

Ic型超新星のクラスは、長時間持続するγ線バースト(GRB)との関連が低いこと(今までに4つだけ)で、1998年から徐々に関心を集めている。この2つの現象は共に大質量星のコア崩壊が起源だが、超新星はほとんどが可視光波長の光を放射し、GRBの大部分は軟γ線や硬X線を放射する。GRBの中心エンジンは超相対論的ジェットを発生し、このジェットは早い段階で、細い円錐状に集中したビームを放射する。しかし、理論的予測や探査にもかかわらず、Ib/c型の超新星爆発での相対論的なアウトフローはこれまで見つかっていない。本論文では、近傍のIc型超新星であるSN 2007grの電波観測(干渉法による)で、やや相対論的膨張が明らかになったことを報告する。我々は60日の間隔で2度の観測を行い、光源の膨張を検出して見かけの平均膨張速度として、控えめに見積もった0.6cという下限値を導出した。この結果とは独立に、2つ目のやや相対論的な超新星が報告されている。SN 2007grの可視光観測結果は、電波でのデータとは異なり、放出速度が6,000 km s−1程度の典型的なIc型超新星を示しており、この速度は、GRBに関連した超新星に比べるとずっと低い。SN 2007grでは、ごく一部の放出物質が低エネルギーのやや相対論的な双極電波ジェットを生成し、放出物の本体のほうはより低速で、可視域の分光偏光測定で示されているようにやや非球面的であったと我々は結論する。

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