Review Article 遺伝:複合疾患の「見つからない遺伝率」の探索 2009年10月8日 Nature 461, 7265 doi: 10.1038/nature08494 全ゲノム関連解析により、ヒトの複合疾患および形質に関連する何百もの遺伝的変異が同定され、その遺伝的構成に関する有意義な考察が得られている。これまでに同定されている変異の大半は発症リスクの増加が比較的小さく、これでは家族集積性のごく一部しか説明できないため、それ以外の「見つからない」遺伝率をどうやったら説明できるかを問う声が多くなっている。今回我々は、見つからない遺伝率の隠れた所在を検討するとともに、複合疾患の遺伝学の解明を進め、それにより疾患を有効に予防や治療できる可能性を高めるための研究戦略を、現在の全ゲノム関連解析法からその枠を超えた手法まで含めて提示する。 Full Text PDF 目次へ戻る