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遺伝:全ゲノム連鎖解析および関連解析によって明らかになった自閉症新規遺伝子座

Nature 461, 7265 doi: 10.1038/nature08490

自閉症は極めて遺伝性の高い神経発達障害だが、特定の感受性遺伝子を同定する試みでは、これまでの限られた数の成功例しか得られていない。50万個以上のマーカーを使用する全ゲノム関連解析、特に検体数が極めて大きいメタ分析では、ほかの複合遺伝性形質の遺伝子のマッピングに成功している。そこで我々は、自閉症患者を複数出している1,031家系(罹患子孫1,553人)に共通するセットの中の50万個の一塩基多型(SNP)を使って、ゲノム全域にわたる連鎖および関連マッピング研究を開始した。染色体6q27では関連が示唆される領域、20p13では関連が有意に認められる領域が同定された。最初の解析では、全ゲノムで有意な関連は見いだせなかった。しかし、別の家系で関連性が高かった遺伝子型の解析では、染色体5p15上(SEMA5ATAS2R1の間)のSNPと自閉症との有意な関連が明らかになった(P = 2 × 10−7)。さらに、自閉症患者の脳ではSEMA5Aの発現が低下していることがわかり、SEMA5Aが自閉症感受性遺伝子である可能性がさらに高くなった。今回報告した連鎖領域は、まれな変異をスクリーニングする際の標的となり、また、1つの新規関連遺伝子が発見されたことによって、共通する多型の作用が立証される。

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