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生化学:Agoサイレンシング複合体中の標的RNAの核形成、伸張と切断

Nature 461, 7265 doi: 10.1038/nature08434

RNA誘導サイレンシング複合体のslicer活性は、その構成成分であるArgonaute(Ago)にあり、AgoのPIWIドメインが標的RNAのガイド鎖を介した部位特異的切断を行う触媒残基を提供する。今回我々は、好熱菌(Thermus thermophilus)のAgo触媒機能の突然変異体が作る三元複合体の構造について報告する。複合体は、5′末端がリン酸化された21ヌクレオチド長のガイド鎖DNAと、それに相補的な12、15、19ヌクレオチド長の標的RNAからなり、Mg2+によって促進される標的部位特異的切断の分子基盤を明らかにしている。ガイド鎖と標的鎖による二本鎖形成が核形成から伸張段階へと進む際にAgo骨格中で起こる旋回に似たドメインの動きが明らかにされ、へリックスの1回転分以上の二本鎖形成には、ガイド鎖の3′末端のPAZポケットからの遊離が必要であることが観察された。いろいろな長さの標的鎖の切断活性の検討からこのモデルが裏付けられ、糖-リン酸-骨格を修飾した標的鎖を使って、結晶構造で観察された構造と触媒活性にかかわる二価金属イオンの重要性が明らかにされた。

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