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宇宙:DI Herculis の異常な歳差は自転軸と公転軸のずれから生じる

Nature 461, 7262 doi: 10.1038/nature08408

連星の軌道は、一般相対性論的影響、星の非球面性に起因する力、系中のほかの星あるいは惑星からの力を受けた結果として、歳差運動を示す。ほとんどの連星で、歳差速度の理論値と観測値は一致している。しかし、連星系であるヘルクレス座 DI星(DI Herculis)については、30年の間、説明がつかなかった。観測された歳差速度は理論値の4分の1であり、この不一致は、かつて一般相対論の破綻の証拠として解釈されたことがある。現在考えられている説明としては、周連星惑星の存在、星の軌道面に対する自転軸の大きな傾きの存在がある。本論文では、DI Herculisの2つの星の両方が、近接連星系に対する通常の仮定に反して、軌道軸にほぼ垂直に傾いた自転軸の周りを自転していることを報告する。自転によって生じる星の扁平率は、相対論的な歳差とは逆方向の歳差を引き起こし、これにより歳差速度の理論値と観測値が一致するようになる。

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