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宇宙:赤方偏移z = 2.186 に位置するコンパクトな大質量銀河での星の大きな速度分散

Nature 460, 7256 doi: 10.1038/nature08220

最近の研究から、初期宇宙における最も古くて明るい銀河が予想外にコンパクトであり、現在の楕円銀河に匹敵する質量をもちながらはるかに小さいことが明らかになった。この知見は、大質量の銀河が過去100億年(10 Gyr)の間に、およそ5倍の大きさに成長したことを示唆するもので、かなりの注目を集めている。このような結果の検証に重要なのは、そうしたコンパクトな銀河のうちの1つで恒星系の運動学的性質を決定することである。もしこれらの銀河の大きさが、主張されたように極端に小さければ、そこに含まれる星は、同程度の質量をもつ現在の銀河における星よりも、かなり大きな速度をもっていると予想される。本論文では、赤方偏移z = 2.186に位置するコンパクトな大質量銀河における星の速度分散の計測について報告する。これは、10.7 Gyrの過去をみていることに対応する。速度分散は 510+165−95 km s−1と非常に大きく、測光学的なデータから推測される、銀河の質量とコンパクトさに一致する。このことは、過去 10 Gyrにわたって起こった、大質量銀河の最近の構造的および力学的な進化がかなり大きなものであったことを示しているのだろう。分散の不確実性は、ノイズやテンプレート不一致の影響を含むシミュレーションから決定された。しかし、我々のスペクトルのS/N比が低いことを考えると、いくつかのごく小さな系統的効果が解析に影響を及ぼしている可能性を除外できない。

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