Letter

宇宙:系外惑星CoRoT-1bの変化する位相

Nature 459, 7246 doi: 10.1038/nature08045

ホットジュピターは、親星のごく近傍を周回する系外惑星である。こうした惑星では、潮汐力によって昼側と夜側が固定されると考えられるので、これらの間で大きな温度差が生じる可能性がある。食連星系の赤外線観測から、恒星面を通過するいくつかの惑星で昼側の温度が得られている。恒星面を通過する系外惑星HD 189733bの昼夜の差が、赤外線観測を使ってマッピングされた。ホットジュピターの昼側と夜側の差異は、ピーク放射よりも短い波長の可視光ではずっと大きく、それは恒星の反射光によってさらに強められている可能性がある。本論文では、恒星面を通過するホットジュピターCoRoT-1bを軌道周期36回にわたって観測して得られた可視測光データの解析について報告する。データは、惑星の夜側半球が完全に真っ黒で、昼側のフラックスによって可視光の位相曲線が決まっていることに一致する。これは、可視光波長での惑星の位相変化が太陽系の内惑星でみられるものとそっくりであることを意味している。データからは、反射光の割合はわずかで、0.20よりも小さい幾何学的アルベドに対応すると考えられる。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度