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生理:鋤鼻化学受容器の新規ファミリーであるホルミルペプチド受容体様タンパク質

Nature 459, 7246 doi: 10.1038/nature08029

哺乳類が互いどうしで、あるいは周囲の環境と適切な相互作用を行うのは、嗅覚に大きく依存している。哺乳類は匂い物質やフェロモンを特定するために、7回膜貫通型Gタンパク質共役受容体を用いている。これらの受容体は嗅上皮もしくは鋤鼻感覚上皮に位置する嗅覚ニューロンの樹状突起に存在し、それぞれ匂い受容体、微量アミン関連受容体、1型もしくは2型鋤鼻受容体スーパーファミリーに属している。これら4種類のセンサーが、哺乳類が外界を感知するために使う嗅覚分子レパートリーのすべてに当たるのかどうかはわかっていなかった。今回我々は、複数種の哺乳類で、鋤鼻感覚ニューロンにホルミルペプチド受容体関連遺伝子群が発現していることを報告する。既知の4種類の嗅覚受容体遺伝子と同じく、これらの遺伝子は7回膜貫通型タンパク質をコードしており、感覚神経上皮では一種類の遺伝子のみが転写される点状の発現パターンを特徴とする。マウスホルミルペプチド受容体様1、3、4、6および7のin vitroでの発現は、疾患/炎症関連リガンドに対する感受性を与える。鋤鼻ホールマウント標本と無傷神経上皮樹状突起のカルシウム画像化を組み合わせたin situ法を確立することで、我々は同一分子に対する神経応答を示した。これら分子は、新しいクラスの鋤鼻アゴニストに相当することになる。以上をまとめると、これらの結果はホルミルペプチド受容体様タンパク質が、病原体もしくは病的な状態の特定に関連した嗅覚機能をもつことを示唆している。

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