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植物:シロイヌナズナの種子散布には調節されたオーキシン最小濃度が必要である

Nature 459, 7246 doi: 10.1038/nature07875

多細胞構造および器官の発生には、一部だけでホルモンが最大濃度となることが不可欠である。例えば、動物胎仔では特定の種類の細胞にステロイドホルモンが蓄積することで性分化が誘導され、植物ホルモンであるオーキシンの濃度ピークは器官形成を開始させて組織のパターン形成を起こさせる。本論文では、調節された局所的ホルモン最小濃度が器官形成に必要となる例について述べる。我々は、シロイヌナズナの果実裂開を生ずる朔片周縁の離層の指定には、局所的オーキシン最小濃度の形成が必要であることを実証した。したがって、異所的なオーキシン産生、特に朔片周縁細胞での産生は、適切な細胞運命決定が全く行われなくなる結果となる。朔片周縁識別因子であるINDEHISCENT(IND)が、離層細胞のオーキシン放出の調整によりオーキシン最小濃度を形成する。局所的なホルモン最小濃度の実現は形成および維持が容易であることから、朔片周縁に縞状に存在する少数の細胞を指定するのに特に適していると考えられる。

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