Letter

細胞:単一のLgr5幹細胞は間葉ニッチがなくてもin vitroで陰窩・絨毛構造を構築する

Nature 459, 7244 doi: 10.1038/nature07935

腸上皮は、哺乳類の成体では、最も急速に自己複製する組織である。最近、我々は、小腸陰窩の底部に、細胞周期にあるLgr5+幹細胞が約6個存在することを証明した。本論文で報告する我々の確立した長期培養条件では、多数の陰窩分裂過程が各陰窩で起こっており、同時に、分化したあらゆるタイプの細胞が存在する絨毛様上皮部分が作り出される。ソーティングされた単一のLgr5+幹細胞からも、このような陰窩・絨毛類器官の形成を開始できる。追跡実験から、Lgr5+幹細胞のヒエラルキーはこの類器官中でも維持されることが示される。我々は、腸の陰窩・絨毛単位は、自己組織化を行う構造であり、非上皮性細胞ニッチがなくても単一の幹細胞からの構築が可能であると結論する。

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