Letter 宇宙:超新星SN 2005glの前駆天体である大質量の超々巨星 2009年4月16日 Nature 458, 7240 doi: 10.1038/nature07934 超新星として最後の爆発を起こす以前の大質量星の進化に関する我々の理解は、観測および理論の両方の観点で不完全である。超新星の謎を解くための重要な手がかりが欠落しているのは、前駆天体の同定、研究が難しいためである。大マゼラン星雲の超新星SN 1987Aは、爆発前の超新星の位置に天体が発見されており、超新星爆発の後にその天体が消失したことがわかっている唯一の例である。SN 1987Aの前駆天体は青色超巨星で、そのために星の進化モデルの見直しが必要となった。超新星SN 2005glの前駆天体は、極めて明るい天体であると考えられたが、その関連性は確証されておらず、推定前駆天体が単一の明るい星であるのかどうかさえ明らかでない。本論文では、これまで候補とされてきた天体が、実際にSN 2005glの前駆天体であることを報告する。この非常に大質量の星は、標準的な星の進化では爆発するはずがないとされる状態にある、高輝度早期変光星だったと考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る