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細胞:セントロメア領域内の接着によって決まる動原体の形状

Nature 458, 7240 doi: 10.1038/nature07876

細胞分裂の際には、染色体のセントロメア領域に動原体が形成され、微小管はこれに結合することによって染色体をとらえる。有糸分裂では、姉妹染色分体それぞれが反対の紡錘体極から出た微小管によって捕捉され、これを二方向性接着とよぶ。一方、減数第一分裂では姉妹染色分体両方に同一の紡錘体極からの微小管が付着し、これは一方向性接着とよばれる。染色体の方向性を決めるには、動原体の形状や構造が重要な制御対象となっている可能性がある。しかし、この制御の分子機構はいまだに解明されていない。今回我々は、セントロメア内の隠れた接着を目で見られる方法、および人為的結合を作って動原体の形状を変化させる方法を開発することにより、分裂酵母(Schizosaccharomyces pombe)で動原体の方向性とセントロメア内の接着に関連があることを明らかにする。今回のデータでは、セントロメア中心部での接着は動原体の一方向性接着を誘導し、セントロメア辺縁部での接着は二方向性接着を促進することが示唆される。この研究により、動原体の形状を制御する一般機構が明らかになる可能性がある。この機構は、これまでに知られている張力依存性の微小管再配置機構と協同して働くと考えられる。

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