Letter 物理:動的界面の次元間普遍性 2009年4月9日 Nature 458, 7239 doi: 10.1038/nature07874 自然の複雑性と多様性にもかかわらず、株式市場、地震、パチパチというノイズ、肺膨張、超伝導の渦など、互いに似たところのない多様な系や過程の間には、臨界スケーリング則の形で普遍性が存在している。この普遍性は、微視的詳細とはおおむね無関係であり、系の対称性と次元のみに依存する。普遍性が系の次元によって影響される仕組みは、重要な未解決課題である。今回我々は、強磁性ナノワイヤーでは、次元クロスオーバーが起こっても普遍性が持続することを実験的に証明する。ワイヤーの幅が細くなるにつれ、磁壁の動力学は二次元における弾性クリープから一次元における粒子のような確率的挙動に変化する。有限サイズスケーリングを適用することにより、一次元および二次元における(クロスオーバー領域を含む)実験データがすべて単一曲線上にのることを見いだした。これは、臨界遷移における普遍性を示している。一次元領域へのクロスオーバーは、数百ナノメートルで現れる。これは、現代ナノデバイスの集積化のスケールに相当する。 Full Text PDF 目次へ戻る