宿主および病原体に関連した細胞質二本鎖DNAは、NALP3(cryopyrinやNLRP3としても知られている)非依存的なインフラマソームの活性化を引き起こし、カスパーゼ1を活性化して、インターロイキン1前駆体βの成熟と炎症をもたらす。この細胞質DNAを感知するインフラマソームの性質は、現在のところ明らかではない。今回我々は、アミノ末端のピリンドメインとカルボキシ末端のオリゴヌクレオチド/オリゴ糖結合ドメインを含有するインターフェロン誘導性HIN-200ファミリーの一員であるAIM2(absent in melanoma 2)が、そのオリゴヌクレオチド/オリゴ糖結合ドメインによって細胞質DNAを感知し、またピリンドメインを介してASC(apoptosis-associated speck-like protein containing a CARD)と相互作用し、カスパーゼ1を活性化することを示す。また、AIM2のASCとの相互作用によってASCピロプトソーム(pyroptosome)も形成され、これがカスパーゼ1を含む細胞のピロトーシス細胞死を誘導する。低分子干渉RNAによるAIM2のノックダウンは、ヒトとマウスのマクロファージにおいて、細胞質DNAによるインフラマソーム/ピロプトソームの活性化を減弱させた。その一方で、細胞質DNAに対して非応答性のヒト胎児腎臓293T細胞株において、AIM2の安定発現により応答性が与えられた。我々の結果は、細胞質DNAがAIM2のオリゴマー化を誘導することによって、AIM2インフラマソームの形成を引き起こすことを示している。この研究は、有害となりかねない細胞質DNAを感知し、ASCピロプトソームおよびカスパーゼ1の活性化をもたらすインフラマソームの重要な構成成分として、AIM2を同定している。