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細胞:上皮カスパーゼ8の動的発現は創傷治癒応答に似た応答を引き起こす

Nature 458, 7237 doi: 10.1038/nature07687

組織の恒常性と再生は、増殖対分化および細胞死対生存という、一見拮抗しているように思われる過程の複雑なバランスによって制御される。今回我々は、マウスでアポトーシスの重要なメディエーターである上皮カスパーゼ8が欠損すると、創傷治癒応答のいくつかの段階が繰り返されることを示す。カスパーゼ8が欠損している皮膚でみられる上皮過形成は、上皮ケラチノサイト、皮膚繊維芽細胞、白血球細胞との間で交されるシグナルの上昇によって起こる。この相反的な相互作用は、皮膚幹細胞の増殖と皮膚炎症の両方を活性化するインターロイキン1α(IL1α)のパラクリン的なシグナル伝達によって惹起される。IL1αの非典型的な分泌は、p38-MAPKを介したNALP3(NLRP3としても知られる)の発現増加によって誘導され、インフラマソームの構築およびカスパーゼ1の活性化をもたらす。とりわけ、基底層ケラチノサイトの増殖亢進が、IL1αに依存的なNFκBシグナル伝達経路による重層表皮の基底上層ケラチノサイトの増殖停止と釣り合うことは重要である。今回の結果は、カスパーゼ8の喪失がプログラム細胞死に影響を与えるだけでなく、局所の微小環境を変化させて、創傷修復および多くの腫瘍性皮膚疾患に共通する過程を誘発する仕組みを示している。

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