Letter 物理:境界層が回転系の対流を制御する 2009年1月15日 Nature 457, 7227 doi: 10.1038/nature07647 回転系における乱流対流は、磁場、大気ジェット、放射熱フラックスパターンなどの、恒星や惑星で観測されている多くの性質を制御している。長い間、乱流対流の力学に対する回転の影響は、関連する全球規模の力であるコリオリ力と浮力の比で決まると考えられてきた。しかし本論文では、回転に支配されたふるまいと非回転的なふるまいとの間に遷移があり、この遷移は全球的な力の均衡では決まらないことを示す室内実験と数値実験の結果を提示する。遷移は、熱境界層(非回転)とエクマン境界層(回転)の相対的な厚さによって制御されている。我々は、これら2つの境界層間の競合に基づいて、2つの状態間の遷移を予測する説明を考案した。この遷移スケーリング理論は、今までに行われた膨大な数の全く異なる実験結果を1つにまとめるもので、自然の対流系に広く適用できる。 Full Text PDF 目次へ戻る