Letter

進化:中国ジュラ紀層から出土した長いリボン状の羽毛をもつ奇妙なマニラプトル類

Nature 455, 7216 doi: 10.1038/nature07447

最近のコエルロサウルス類の発見によって、恐竜から鳥類への移行に関する情報は極めて豊富になったが、この移行に近い分類群として発表されたものは、すべてコエルロサウルス類の中でも比較的知名度の高い分類群である。本論文では、中国内蒙古のジュラ紀中期から後期の地層から出土した原始的な鳥群(Avialae)の新属新種、Epidexipteryx huiを報告する。この新種は、複数の獣脚類群、特にオビラプトロサウルス類にみられる特徴を意外な組み合わせでもっているのが特徴である。系統解析により、これはEpidendrosaurusの姉妹群であり、鳥群の系統基部に新たな分岐群を形成することが明らかになった。Epidexipteryxはリボン状の長い尾羽2対も有しており、四肢には飛翔のためのおおばねが存在しない。今回の知見は、ジュラ紀中期から後期には既に鳥群系統の一種が外皮の装飾を試みていたことを示しており、この点において非鳥類獣脚類から鳥類への移行に関係したさらなる証拠となる。

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