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感染:血小板由来増殖因子-α受容体の活性化はヒトサイトメガロウイルス感染に必要である

Nature 455, 7211 doi: 10.1038/nature07209

ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)は広く分布するヒトヘルペスウイルスで、胎児や免疫力が低下した宿主に致命的な疾患を引き起こすことがある。このウイルスは細胞に接着すると、炎症性、インターフェロン様-、増殖因子様-の頑強なシグナル伝達を誘導する。ウイルスの侵入や遺伝子発現を促進するメカニズムは、十分に明らかにされていない。本論文において我々は、血小板由来増殖因子α受容体(PDGFR-α)が、ヒトのさまざまな種類の細胞において、実験室および臨床で単離されたHCMV株の両方によって特異的にリン酸化され、その結果、ホスホイノシチド-3-キナーゼ(PI(3)K)のシグナル伝達経路が活性化することを示す。HCMVの刺激により、チロシンがリン酸化されたPDGFR-αは、真のリガンドであるPDGF-AAの場合と同様に、PI(3)Kのp85調節サブユニットと会合し、プロテインキナーゼB(別名Akt)のリン酸化を誘導した。PDGFR-αが遺伝的に欠損している、あるいは機能的に阻害されている細胞は、HCMVの侵入やウイルス遺伝子の発現、感染性ウイルスの産生を許容しなかった。ヒトのPDGFRA遺伝子をノックアウト細胞に再導入すると、ウイルスの侵入や重要なウイルス遺伝子の発現に対する感受性が回復した。ヒト化PDGFR-α阻止抗体であるIMC-3G3によって受容体機能を阻止したり、低分子化合物であるグリベックによってPDGFR-αのキナーゼ活性を標的阻害したりすることで、ヒトの上皮細胞、内皮細胞、および繊維芽細胞でHCMVのウイルスの内在化や遺伝子発現が完全に阻害された。内在性のPDGFR-αを有する細胞へのウイルスの侵入は、PDGF-AAによる前処理で競合的に阻害された。さらに、HCMVのglycoprotein BがPDGFR-αと直接結合し、受容体のチロシンリン酸化を引き起こすことや、glycoprotein B中和抗体がHCMVによって誘導されるPDGFR-αのリン酸化を阻害することを示す。以上の結果は、PDGFR-αがHCMV感染に必要な重要な受容体であり、したがって、新しい抗ウイルス治療の標的となることを示している。

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