Article 生化学:70Sリボソームにおける翻訳終結の構造的基盤 2008年8月14日 Nature 454, 7206 doi: 10.1038/nature07115 タンパク質合成の終結時に、I型終結因子は終止コドンの認識に応答して、ペプチジル-転移RNA結合の加水分解を促進する。今回我々は、終結因子RF1、tRNA、およびUAA終止コドンを含むメッセンジャーRNAと複合体を形成した高度好熱菌Thermus thermophilusの、70Sリボソームの3.2 Å分解能での結晶構造について報告する。終止コドンは、PxT認識モチーフを含むRF1の保存された部分と16SリボソームRNAによって形成されたくぼみで認識される。終止コドンと30SサブユニットのA部位は誘導適合し、結果としてRF1のコンホメーションが安定化されて、そのペプチジルトランスフェラーゼ活性中心との相互作用を促進する。意外なことに、終結因子で広く保存されているGGQモチーフの230番目のグルタミンの主鎖アミド基は、ペプチジル-tRNAの加水分解に直接寄与するように位置している。 Full Text PDF 目次へ戻る