Article 細胞:プロテアソームのサブユニットRpn13は新規なユビキチン受容体である 2008年5月22日 Nature 453, 7194 doi: 10.1038/nature06926 基質に結合したユビキチン鎖を認識するプロテアソームの受容体は、真核生物における選択的タンパク質分解の重要なメディエーターである。本論文では、プロテアソームの既知成分の1つ、Rpn13/ARM1を新規のユビキチン受容体として同定したことを報告する。Rpn13がユビキチンと結合するのは、保存されたアミノ末端領域を介してであり、この領域をプレクストリン類似ユビキチン受容体(Pru)ドメインと名づけた。このドメインは、K48に結合したジユビキチンに約90 nMの親和性で結合する。プロテアソームのユビキチン受容体Rpn10/S5aと同じくRpn13も、UBL(ユビキチン様)あるいはUBA(ユビキチン結合)タンパク質のUBLドメインに結合する。酵母では、Rpn10とRpn13のユビキチン結合部位の特異的変異を組み合わせると、両方の合成にあたる表現型を示すことから、これらのユビキチン受容体に機能的な結びつきがあることが示唆される。Rpn13は脱ユビキチン化酵素Uch37を認識するプロテアソーム受容体でもあるので、今回の知見は、プロテアソームにおいてユビキチン鎖の認識と分解が共役していることを示している。 Full Text PDF 目次へ戻る