Letter

細胞:新規なプレクストリン相同ドメイン相互作用を介した、プロテアソームにおけるユビキチンドッキング

Nature 453, 7194 doi: 10.1038/nature06924

標的タンパク質の分解は主にユビキチン-プロテアソーム経路で行われる。この経路では、基質となるタンパク質にはプロテアソームによる認識を行うための目印としてユビキチン鎖が共役結合する。プロテアソームがどのようにして基質を認識するのかは現在のところ不明だが、それは、プロテアソームに固有のユビキチン受容体としてはっきりしているのはRpn10/S5aだけで、これは出芽酵母のユビキチン媒介タンパク質分解に必須ではないからである。以前に我々は、9個のサブユニットからなるプロテアソーム基底部の成分であるRpn13がユビキチン受容体として働くことを報告し、脱ユビキチン化酵素Uch37/UCHL5をプロテアソームにドッキングさせるというRpn13の既知の役割を補完した。本論文では、結晶学データとNMRデータを合わせてRpn13のユビキチン結合機構を示す。我々は、Rpn13の単体とユビキチンとの複合体の構造を決定した。複合体から、二次構造要素ではなくループがユビキチン捕捉に用いられるという新規なユビキチン結合モードが明らかになった。Rpn13がプロテアソームのユビキチン受容体という役割をもつことは、Rpn13がユビキチンとプロテアソームのRpn2/S1に同時に結合できることからも裏付けられた。また我々は、Rpn13とジユビキチンの複合体のモデル構造を示す。これによって、Rpn13のユビキチン受容体としての役割がUch37による基質の脱ユビキチン化とどのように共役しているかが理解できる。

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