Letter 宇宙:土星周囲を回転する動的な環電流 2007年12月13日 Nature 450, 7172 doi: 10.1038/nature06425 電流が高高度で地球を取り囲んでいるという考えは、地磁気嵐の際に地球磁場の水平成分が減少することを説明するために、1917年に初めて提唱された。この電流の広がりや構成のin situ測定は50年ほど後に行われ、画像は2001年に得られた。これと異なる性質の環電流は木星で観測され、また、それらの存在は土星でも推測されていた。本論文では、カッシーニ探査機に搭載された磁気圏撮像機器(MIMI)を用いた計測結果に基づき、土星の環電流の画像、および昼夜の圧力非対称性や土星のプラズマシートの傾きについて報告する。環電流は、惑星と一体となってほぼ剛体回転する経度方向の強い非対称性に伴い大きく変動することがある。これは、地球の環電流とは対照的であり、地球の環電流では回転での変調がなく、初期の非対称性は、局所時間効果によってつくられる。 Full Text PDF 目次へ戻る