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免疫:リングフィンガー型E3ユビキチンリガーゼであるTRIM25はRIG-Iを介する抗ウイルス活性に不可欠である

Nature 446, 7138 doi: 10.1038/nature05732

レチノイン酸誘導性遺伝子-I(RIG-I、別名DDX58)は細胞質内のウイルスRNA受容体であり、MAVS(別名VISA、IPS-1あるいはCardif)と相互作用して、ウイルス感染に対する防御のためにI型インターフェロンを介して宿主の自然免疫を誘導する。さらに、3要素モチーフ(TRIM)タンパク質ファミリーに属する分子は、分子内にリングフィンガードメイン、Bボックス/コイルドコイルドメインおよびSPRYドメインのクラスターをもち、細胞増殖や抗ウイルス活性など、さまざまな細胞過程に関与している。本論文では、RIG-Iアミノ末端のカスパーゼを動員するドメイン(the amino-terminal caspase recruitment domains;CARD)が、哺乳類細胞でTRIM25によって誘導される強力なユビキチン化を受けることを報告する。TRIM25カルボキシ末端のSPRYドメインは、RIG-IのN末端のCARDと相互作用する。この相互作用によって、Lys 63を介したユビキチン部分が効率的にRIG-IのN末端にあるCARDに送られ、その結果、RIG-I下流のシグナル伝達活性が大幅に増加する。RIG-IのLys 172残基は、RIG-Iの抗ウイルス性シグナル伝達誘導能に加えて、TRIM25を介する効率的なユビキチン化およびMAVSとの結合に重要である。さらに、遺伝子ターゲッティングによって、TRIM25はRIG-Iのユビキチン化だけではなく、RIG-Iを介するインターフェロン-βの産生やRNAウイルス感染に応答した抗ウイルス活性にも不可欠であることがわかった。したがって我々は、E3ユビキチンリガーゼであるTRIM25がRIG-Iに対してLys 63を介したユビキチン化を誘導し、それが宿主の抗ウイルス自然免疫を誘導する細胞質のRIG-Iシグナル伝達経路に重要であることを明らかにする。

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