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植物:シロイヌナズナの茎頂および根の幹細胞形成中心では保存された因子がシグナル伝達を調節している

Nature 446, 7137 doi: 10.1038/nature05703

植物の中には1,000年以上生きるものもあるが、その一生を通じて根および茎頂の頂端分裂組織中の幹細胞ニッチが生み出す細胞により、根および茎頂のそれぞれについて完全な組織が形成されている。この2つのニッチは見かけ上異なっており、共通の制御機構が存在しているのかどうかは明らかにされていない。本研究では、幹細胞を維持するために根と茎頂の分裂組織で用いられている因子に関連性があるのかどうかを検討した。根のニッチでは、幹細胞が取り囲む静止中心細胞でホメオボックス遺伝子WOX5WUSCHEL-RELATED HOMEOBOX 5)が発現している。これは、茎頂分裂組織で非細胞自律的に幹細胞を維持するWUSCHELWUS)遺伝子の相同体である。根の分裂組織の幹細胞ニッチがWOX5の機能を喪失すると、根端側の幹細胞で最終分化が生じ、他の調節因子の喪失が重複すると基部側の分裂組織の分化も引き起こされる。逆に、WOX5を異所的に発現させると、根端側の幹細胞から生じた細胞では本来ならば進行する分化が遮断される。重要なのは、WOX5WUSも、根と茎頂のいずれにおいても幹細胞を維持することである。総合すると、今回のデータは、両分裂組織で行われている幹細胞維持のシグナル伝達に類似した調節因子が用いられていることを示している。

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