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細胞:Claudin-1は、C型肝炎ウイルスの侵入の後期段階に必要な補助受容体である

Nature 446, 7137 doi: 10.1038/nature05654

C型肝炎ウイルス(HCV)は、世界中で肝硬変や肝臓癌の主原因となっている。治療法の新しい標的を見つけるには、宿主細胞への侵入機構を含め、ウイルスの生活環の詳しい解明が求められる。HCVの侵入には補助受容体CD81が必要であり、他にも宿主側の分子がかかわることがわかっているが、この過程に不可欠な因子が少なくとも1つは解明されていない。繰り返し発現クローニング法(iterative expression cloning approach)を使って、HCVの侵入に不可欠な因子として、肝臓で高度に発現している密着結合成分、Claudin-1(CLDN1)を同定した。CLDN1はヒトの肝臓癌細胞系列へのHCV感染に必要であり、異所性発現させることにより肝細胞以外の細胞をHCV感受性に変えることが判明した初めての因子である。HCVの侵入には、CLDN1の第1細胞外ループ(EL1)内に不連続に存在する複数の残基が不可欠だが、細胞内ドメインにあるタンパク質相互作用モチーフは必要ではない。また、CLDN1のEL1に挿入したエピトープに対する抗体が、HCV感染を阻害する。この阻害の速度論的性質から、CLDN1は侵入の後期段階、すなわちHCV補助受容体CD81とウイルスの結合と相互作用の後で働くことが示唆される。我々は、CLDN1をHCVの侵入の鍵となる新しい因子と同定し、抗ウイルス薬の開発の新しい標的と考える。

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