Letter 脳:カテゴリー整理で能率アップ 2007年1月18日 Nature 445, 7125 doi: 10.1038/nature05470 前頭前野皮質は、高次の情報処理を通じて霊長類の行動の制御にかかわると考えられているが、その情報処理の実態は未解明である。個々の複雑な運動を多数記憶するのはむずかしいだろうが、運動をいくつかの一般的カテゴリー(例えば、同じ型の動作を何回か繰り返す運動といったカテゴリー)にまとめれば、記憶しやすくなる。嶋たちは、サルの外側前頭前野皮質のニューロンがそうした運動の前に活性化されることを報告しており、これは、これらのニューロンが個々の運動のシーケンスそのものではなく、抽象的にカテゴリー化された運動を表現していることを示唆していると考えている。この種の抽象的分類は前頭前野皮質の一般的性質である可能性があり、おそらく複雑な行動を容易にする情報処理の1つなのだろう。 Full Text PDF 目次へ戻る