Letter 生理:トキソプラズマ症の重症度を決めるもの 2007年1月18日 Nature 445, 7125 doi: 10.1038/nature05395 原生動物であるトキソプラズマは細胞内感染を起こすが、その重症度には致死的なものからほとんど症状の軽い慢性感染まで著しい幅がある。この幅がどうして生じるのかはよくわかっていなかったが、その説明になりそうな酵素が今回見つかった。トキソプラズマは、宿主細胞にプロテインキナーゼを注入し、それが速やかに核へと輸送され、そこで感染に対する応答を決定する遺伝子をはじめとする宿主の遺伝子発現を大幅に変更させる。異なる株のトキソプラズマでは、このプロテインキナーゼに違いがあり、このことによって病原性の大きな違いを説明できそうだ。 Full Text PDF 目次へ戻る