Letter

線虫(Caenorhabditis elegans)の中心小体の集合

Nature 444, 7119 doi: 10.1038/nature05318

中心小体は、鞭毛や繊毛の形成、細胞質分裂、細胞周期の制御、中心体の形成/紡錘体の集合に必要であり、1回の細胞周期毎に1回複製されるが、その複製の仕組みは不明である。今回我々は、線虫の一細胞胚について段階的に電子線トモグラフィにより調べ、娘中心小体の集合は中心になる管の形成と伸長から始まり、その後に9本のシングレット微小管が中心の管の周辺に集合することを明らかにした。中心の管の形成と伸長はSAS-5タンパク質とSAS-6タンパク質に依存するが、その周囲へのシングレット微小管の集合はSAS-4に依存する。また、中心小体の集合は、SPD-2とZYG-1が仲介する上流シグナルによって開始されることも明らかにする。これらの結果は、娘中心小体の集合に至る構造的経路を明確にするもので、また、ほかの生物での中心小体の集合の研究にも広く役立つだろう。

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