Review Article III型分泌装置による真核細胞内へのタンパク質の送達 2006年11月30日 Nature 444, 7119 doi: 10.1038/nature05272 真核生物宿主と長期にわたり密接な関係を維持している細菌は、こうした環境内で生存し、複製するための特異的な適応を進化させてきた。そのような適応の中で、おそらく最も注目すべきものの1つが、III型分泌系(T3SS)である。これは、細菌タンパク質を真核細胞内に送り込むために特異的に進化してきた細菌の細胞小器官である。T3SSは当初、少数の病原性細菌で見つかったが、ヒト、昆虫や線虫を含むその他の動物や植物と共生したり、あるいはそれらに対して病原性を示す多数の細菌種でコードされたりしている。こうした系の研究は、細胞小器官の組み立てやタンパク質の分泌だけではなく、共生や病原性発現の機構に関するまたとない手がかりにつながる。 Full Text PDF 目次へ戻る