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進化:マイナースプライソソームの初期進化の起源

Nature 443, 7113 doi: 10.1038/nature05228

マイナースプライソソームはリボ核タンパク質複合体で、真核生物のメッセンジャーRNAから非典型的なスプライソソーム依存性イントロン(U12 型)を除去する反応を触媒する。これは動物で最初に見つかって特徴が明らかにされ、数種類の独特なRNA 成分を含むことが判明した。このRNA 成分は、主要なスプライソソームに含まれる低分子核内RNA(snRNA )と構造が類似し、機能も似ているらしい。その後、マイナースプライソソームの成分とU12 型イントロンは植物でも見つかったが、菌類では見つかっていない。主要スプライソソームは真核生物の進化の初期に生じたことがわかっているが、それとは違ってマイナースプライソソームは、その証拠をもつ生物が非常に少ないために、進化の道筋が解明されていない。今回我々は、系統的な関係が離れている複数の真核微生物(原生生物)と1 種類の菌類(クモノスカビの一種であるRhizopus oryzae)で、マイナースプライソソーム特異的タンパク質とsnRNA の相同体、およびU12 型イントロンを同定したので報告する。これらのデータを総合すると、マイナースプライソソームの進化の起源が古いことがわかる。ゲノム塩基配列の情報がある程度得られている真核生物のすべての分類群の代表的生物に、これらマイナースプライソソームの特徴的成分のいくつかが存在するからである。また今回の結果から、U12型イントロンとsnRNA に含まれる機能的に 重要な塩基配列要素が、進化の過程で高度に保存されていることも明らかになった。

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