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進化:ヨーロッパ最南端におけるネアンデルタール人 の最後の生き残り

Nature 443, 7113 doi: 10.1038/nature05195

東南アジアにおいては、古代人類の最後の生き残りのようすや、古代人類と現生人類とが長期にわたって同時代に共存していたことが今や明らかとなっている。ヨーロッパにおいては、これまでに多くの関心が寄せられてきたネアンデルタール人の絶滅は、(欧州の中期石器時代の)ムスティエ文化期の石器技術に関連して確認されるが、3 万5,000 年前以降にネアンデルタール人が生存していたという証拠には最近、疑問の目が向けられていた。本論文では、ジブラルタルの「ゴーラムの洞窟」(Gorham's Cave)で見つかった人類居住の高精度記録に基づき、あるネアンデルタール人集団の生存時期が2 万8,000 年前であったことを報告する。これらのネアンデルタール人は、特定の地形学的状況のもとでヨーロッパの最南端地点において生き延びていたものであり、現在ある記録の中では年代的に最後にあたる。この結果は、ヨーロッパに現生人類が到来した後も、隔離された隠れ家的な場所でネアンデルタール人が生き延びていたことを示すものである。 

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