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超新星SN 2006ajに伴うX線フラッシュは中性子星が引き起こした

Nature 442, 7106 doi: 10.1038/nature05081

継続時間の長いγ線バースト(GRB)と同起源の超新星は、水素とヘリウムの外層を失った非常に質量の大きい星(約40 MMは太陽質量)が重力崩壊して生じる超高エネルギーの爆発現象である。GRBが起こるためには、重力崩壊してブラックホールになるような大質量星が必要であると考えられていた。本論文では、SN 2006ajのスペクトルと光度曲線のモデルを構築した結果について報告する。このスペクトルと光度曲線は、SN 2006ajがほかのGRBに付随した従来の超新星より非常に小さい爆発エネルギーしかもたず、放出物質の質量もずっと小さかったことを示していて、初期質量が約20 Mしかない星によって形成されたことが示唆される。このような質量の星では、コアの重力崩壊によって、ブラックホールではなく中性子星が形成されると考えられる。SN 2006ajの爆発エネルギーが小さいことは、GRB 060218(X線フラッシュ)が弱く主にX線でエネルギーを放出していることや、この超新星からの電波フラックスが弱いことと合致する。我々の結果は、超新星とGRBの結びつきがこれまで考えられていたよりもはるかに広い質量範囲の星にわたっていることを示しており、おそらく異なる物理メカニズム、すなわちブラックホールになる大質量星については「コラプサー」、また小質量星については、誕生したばかりの中性子星の磁気活動がかかわっていると考えられる。

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