Article カリオフェリンが介在する内核膜内在性タンパク質の取り込み 2006年8月31日 Nature 442, 7106 doi: 10.1038/nature05075 新たに合成された膜内在性タンパク質の目的の細胞区画への輸送は、それぞれ別のアミノ酸配列領域によって指定されており、こうした配列の多くは性質が明らかにされている。その例外が、膜内在性タンパク質を内核膜(INM)へ導くのに必要なシグナルで、これはいまだに解明されていない。本論文では、内在性INMタンパク質が「典型的な」核移行シグナルと類似した塩基性配列モチーフを有することを示す。これらのアミノ酸配列は、カリオフェリン-αへの直接的な結合を仲介し、INMへの膜内在性タンパク質の移動に必須である。さらに、INMへのターゲッティングには、カリオフェリン-α、カリオフェリン-β1およびRan GTPアーゼサイクルが必要であり、これは内在性INMタンパク質のターゲッティングと可溶性物質の核内輸送機序を司る機構との間の類似性をはっきり示している。さらに、特定の核膜孔複合体タンパク質のこの過程への関与の証拠を示す。このことから、シグナル介在性の変化が核膜孔複合体に起こってINMタンパク質を核膜孔の膜に沿って移動させる可能性が考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る