Letter 早期型銀河における、超大質量ブラックホールからのフィードバックによる星形成の抑制 2006年8月24日 Nature 442, 7105 doi: 10.1038/nature04934 近傍銀河の最も内側の領域の詳細な高解像度観測で、超大質量ブラックホールの存在が明らかになっている。これらのブラックホールは、エネルギーや物質のジェットという形の「フィードバック」によって、それらの母銀河と相互作用している可能性がある。こうしたフィードバックは母銀河の進化に影響を与え、ブラックホールと母銀河の間に観測されている関係が生じる。本論文では、大質量の早期型銀河の紫外線放射の観測結果について報告する。ブラックホールの臨界質量に対して、速度分散の関数としての観測に基づいた関係式を導いた。ブラックホールがこの臨界質量を超えると、そこからのアウトフローは、星形成に使われるはずの低温ガスのすべてを加熱・放出することにより、母銀河内での星形成を抑制する。超大質量ブラックホールは、質量の点では母銀河に対して無視できるが、銀河の星形成史においては重要な役割を果たしているらしい。 Full Text PDF 目次へ戻る