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太平洋-北米プレート境界沿いの亜大陸スケールの地殻運動速度変化

Nature 441, 7097 doi: 10.1038/nature04781

一時的なテクトニック変形は、プレート境界の断層帯から約100 km以内の領域や活動的な火山地帯で起こることが以前より知られているが、プレート内でもこのような一時的な運動がより大規模に起きているかどうかはよくわかっていない。比較的局地的な一時的変形は地震活動や間欠的な非地震的活動に伴って起きることが知られており、一般的には、マグマ体の動き、断層の非地震すべり、および地震に伴う弾性効果や粘弾的効果が原因であると考えられている。しかしながら、引き金となる現象や、亜大陸スケール(約1,000 km)で発散プレート境界に沿って起きる地震によるひずみの解放の系統的なパターンから、エネルギー輸送がより大きな規模で起きることが長らく示唆されてきた。このような輸送は、表面波の伝播や地殻内のマグマ、あるいは地下水によって発生する応力の相互作用や、一群の大地震に続く数十年の間に起こる海洋マントル内での大規模な応力拡散により生じるらしい。本論文では、幅およそ1,000 kmの拡散変形帯に沿って、テクトニックな速度が亜大陸スケールで同時に変化していることを示す測地学的な証拠について報告する。この観測は、ベーズン・アンド・レンジ地域で過去10年間にわたり収集されたGPS(全地球測位システム)連続観測データから得られており、太平洋プレートと北アメリカプレートの相対運動の約25パーセントを含んでいる。観測点の移動速度の変化はこの地域の中央部付近におけるはっきりした境界を示しており、その向きは、北北西を向いた相対的なプレート運動ベクトルとほぼ平行になっている。1999年後半から、この境界よりも西側の観測点は東側の観測点に比べて約1 mm yr-1程度、移動速度が遅くなっていることがわかった。

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