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二次応答時のCD8+メモリーT細胞の増殖にはプライミング時のインターロイキン-2シグナルが必要である

Nature 441, 7095 doi: 10.1038/nature04790

インターロイキン-2(IL-2)は、当初はin vitroにおけるT細胞活性化後の主要なT細胞増殖因子であるとされたが、急性感染に対してT細胞応答を形づくるin vivoでの役割についてはあまりわかっていない。IL-2あるいはIL-2受容体欠損マウスを使った研究は、若齢より自己免疫が発症するためにむずかしいが、それはCD4+CD25+調節性T細胞の産生、維持および機能においてIL-2が中心的役割を担っているからである。このような問題を回避するため、我々は急性感染時のT細胞応答に対するIL-2の影響を調べるにあたり、骨髄の混合キメラマウスを用いる方法を採用した。この方法では、高親和性IL-2受容体を欠くT細胞を、そのほかの点では健常で調節性T細胞を完全に補完したマウスで研究することができる。本論文では、病原体特異的なCD8+ T細胞に対するIL-2シグナル伝達は、増殖中のエフェクターおよびメモリー細胞数にはほとんど影響を与えないが、強力な二次応答を生み出すために必要であることを示す。これは、T細胞受容体のレパートリーの形成あるいは選択が変化したためではなく、また二次応答時のT細胞の活性化および増殖の過程で、IL-2が急性に必要とされることを反映しているのでもない。IL-2には、二次応答時に十分な増殖が可能なCD8+ メモリーT細胞の発生を初感染時にプログラムするという、これまで知られていなかった役割があることが明らかになった。これらの結果は、メモリーT細胞の機能を高めることを目的とするワクチンあるいは免疫療法の開発に重要な意味をもつだろう。

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