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ケモカインはCD4+ T細胞と樹状細胞との相互作用部位にナイーブCD8+ T細胞を誘導することによって免疫を増強する

Nature 440, 7086 doi: 10.1038/nature04651

CD8+ T細胞は病原体に対する抵抗性発揮に極めて重要な役割を担い、悪性細胞を殺すことができる。しかしながら、このリンパ球の重要な機能のいくつかは、CD4+ T細胞という種類の異なるリンパ球によるヘルパー機能に依存している。これらのリンパ球サブセット間の連携には、同じ樹状細胞によって両方に共提示される抗原の認識が必要であるが、感染初期におけるそのような抗原を保持している細胞やその抗原に対応するナイーブT細胞は共にまれである。このことから、能動的な機構が、必要な細胞-細胞間の会合を促進していると考えられる。本論文では、免疫感作後ではあるがまだ抗原が認識されていないときに、免疫原が流入したリンパ節のナイーブCD8+ T細胞ではケモカイン受容体CCR5の発現が亢進しており、そのためそれらの細胞が、CCR5の同族のケモカインCCL3およびCCL4(別名MIP-1αおよびMIP-1β)が産生されている抗原特異的樹状細胞とCD4+ T細胞との相互作用部位に誘導されるようになることを示す。この能動的に誘導される細胞の動員を阻害すると、CD4+ T細胞がメモリーCD8+ T細胞の生成を促進する能力が著しく減少した。このことは、一連の組織化された分化過程によりリンパ節内での細胞-細胞間のノンランダムな相互作用が推し進められ、ナイーブレパートリーに存在する少数の抗原特異的な前駆細胞が関与するCD8+ T細胞の免疫応答を最適化することを示している。

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