Letter 孤立した若い中性子星周囲にある破片円盤 2006年4月6日 Nature 440, 7085 doi: 10.1038/nature04669 パルサーは、磁気を帯びた回転する中性子星であり、大質量星の核の崩壊後に起こる超新星爆発で生じる。もし爆発の放出物で離脱できないものがあれば、それは中性子星に再び落下(フォールバック)するか、もしくは十分な角運動量をもつことにより円盤を形成する可能性がある。そのような「フォールバック」は、現在の超新星モデルから一般的に予言され、もしその物質が中性子星の安定性の限界を超えて中性子星を押圧すれば、ブラックホールを形成する可能性のある状態でもある。フォールバックによる円盤は、パルサーの初期の進化に対して著しい影響を及ぼしうるが、かなりのフォールバックが発生するかどうか、あるいはそのような円盤の実在についてさえ、予想できるような観測結果はほとんどない。本論文では、孤立した若いX線パルサー周辺の冷たい円盤からの、中赤外線放射を発見したことを報告する。円盤はパルサーのX線放射を駆動しないが、これらのX線によって受動的に輝いている。円盤の推定質量は地球質量のほぼ10倍であり、その寿命(≥ 106年)はパルサーのスピンダウンの時間よりかなり長く、したがってこの円盤が超新星のフォールバックに由来することを裏づけている。円盤は、通常の若い星の周囲にみられる原始惑星系円盤に似ており、若い中性子星の周囲に惑星が形成されている可能性を示している。 Full Text PDF 目次へ戻る