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テロメアでのDNAの半保存的複製にはTaz1が必要である

Nature 440, 7085 doi: 10.1038/nature04638

テロメア複製は、通常のDNA複製装置と逆転写酵素であるテロメラーゼとの組み合わせによって行われる。テロメア結合タンパク質はテロメラーゼ活性の制御に重要な役割を果たしているが、テロメアDNAの大部分を合成している半保存的複製の制御における役割についてはほとんど解明されていない。分裂酵母(Schizosaccharomyces pombe)のテロメア反復配列には、多様なテロメア機能の制御因子であるTaz1が結合している。一般には、テロメア結合タンパク質が複製フォークの進行を妨害すると考えられている。これに反して、本論文ではテロメアでの効果的な複製フォークの進行にはTaz1が重要であることを示す。2次元ゲル電気泳動法を用いて調べたところ、Taz1の欠損により複製フォーク進行はテロメアおよび内側に位置するテロメア塩基配列で停止するが、それはテロメアのグアニンに富む鎖がリーディング鎖とラギング鎖のどちらの合成により複製されるかには関係ないことがわかった。これとは対照的に、Taz1と相互作用するタンパク質であるRap1は、テロメアの効果的なフォーク進行には必要ではない。テロメラーゼの欠損により、taz1Δテロメアが急激に消失することから、taz1Δテロメア反復配列は半保存的複製によって維持されないと考えられる。ヒトのテロメアタンパク質であるTRF1とTRF2はTaz1のオーソログであることから、ヒトTRFの片方または両方がヒトテロメアでの複製フォークの進行を調整している可能性があると推測される。異常なヒトテロメアで止まった複製フォークは、ゲノムの不安定性を促進し、腫瘍発生を引き起こすと考えられる。

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